「My Lost City」を聴いて感じたこと
個人的には、ちょっとポップすぎるかなと思う。
あ〜しかし、だがしかし、それを差し引いても良いアルバム。
ceroの「My Lost City」である。
2012年の秋頃発売されたらしいが、一ヶ月前に初めて聴いた。
ギター、ベース、ドラム等打楽器、ピアノ、トランペット、スチールドラム、コーラス、そして歌。
音の足し算、引き算がとても心地よくて丁寧!
そして時に想像できないアレンジ。とても楽しい。踊りたくなる。
もう今更こんな時代にミクスチャーという概念自体が古いとは思うけれども、ジャンルが本当にボーダレス。ジャズのアレンジもあれば、クラブビートっぽいアレンジもあるし、ヒップホップの手法も使っている。でもなによりもすごいのが、その取り入れ方が全くいやらしくなく、ドヤ顔感がないところなんよね。
強いて気になる点をあげると、冒頭にあげた通りポップすぎるとこかな(完全にそれは自分の好みの問題でしょうが・・・)。
例えば色々な人が多重コーラスしているアレンジや、十代後半の人にジャストフィットする気がする世界観など。ある年齢を超えていくとちょっと幼く聞こえるかもしれへん。
それでも、「マウンテンマウンテン」の軽快なコーラスやアンサンブルは楽しいし、「comtenporary tokyo curise」は怒濤の展開が素敵やし、「わたしのすがた」ではこんなことまでできんの?!て思わせてくれる。(他の曲もいいよ。)
歳をとればとるほど、自分も周りの人もどんどん音楽から遠ざかっていく。だってこれいい!ていうCDにあまり出会えなくなってくるから。でも久しぶりに友達に伝えたくなった。
お〜い!なんかいいアルバムが出てるで〜!聴いてみて〜!って。
次のアルバムが楽しみです。